Perfumeが広島時代の後期からテクノポップ路線を開始していたことは最近の発掘でよく知られるようになった。特に有名なのはアミューズの柴矢育成担当から提案された「ジェニーはご機嫌ななめ」、その他にも大正九年の「ネットで叩いてやる」(樫野有香による即席ボーカル変調が聴ける)も有名だが、もう一曲、「ピーターラビットとわたし」(大貫妙子)はすっかり忘れ去れれてしまった。

ピーターラビットとわたし

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この曲、聴けばわかるが坂本龍一アレンジによるテクノ歌謡である。かわいい歌詞なのでそういう点見落とされているが、Perfumeが「進まなかった」テクノポップ路線がここにある。この路線で細野晴臣プロデュースが実現していれば、またそれは変わったPerfumeが出来上がっていたことになっただろう。実際には近田春夫/ジューシィ・フルーツ路線に進み、YMO方面には進まなかったPerfumeであるが初期にはそういうレールが確かに引かれていた事は覚えておいてもいいと思う。